今日は会社の会議でかなり強烈な討議を見てしまった。マネージャーの中にはあまりその下の人が働いている環境に詳しくなくて、時に無理な要求をしようとするのがいる。また、同じようなマネージャー達が組むと時にとても面白い展開になる。(笑)我々技術者から見れば、あまり意味のない要求を正々堂々と正当化して要求してくる。
そこでグループの一人が言葉で掴みかかるようにあることに関して、討論が多少続いた。ところがアメリカ人の良いところか、悪いところか、またプロフェッショナリズムか、会議の後はあまりそのことも気にせずに一日が続いた。これもアメリカでは良くあることだなと感じる。。。
さて、今日の本題は「英語をしゃべる速さでタイプにトライしろ。」だ。
Eメールというのは便利なものだ。5年前は全盛期だった感じがある。特にあまり早急でない、時差のある所に住んでいる人たち(たとえば、アメリカと日本など)と連絡を取るのに最適だった。
しかしながら、このEメール活用というのは近頃変わってきている。インスタントメッセンジャーというのがEメールに割り込んできているからだ。昨日の記事でも書いたが、インスタントメッセンジャーというのはEメールのように時間差をなくして、ほぼリアルタイムでコンピューター上で会話する技術である。Eメールのリアルタイム版と考えていただければ簡単だ。
ところが、リアルタイムというのは多少難しい。どういうことか?
リアルタイムで話し始めると相手があなたのレスポンスを期待するようになる。そのため、あなたの時間もそれに取られがちだ。これは慣れると、いろいろな人と同時にインスタントメッセンジャーで話せるようになるが、最初は多少戸惑うかもしれない。いっぺんに世界何カ国かの人とインスタントメッセンジャーではなしたことは何回もあるが、ほんとに便利な時代になったものだ。あらためて、驚かされる。
前の会社にいた時に、僕はウィンドウズ2000のアクティブディレクトリと言うディレクトリサービスのサーバーシステムを全世界のオフィスに走らせるというプロジェクトのプロジェクトリードをやったことがある。そのため、僕はドイツやシンガポールの人たちと仕事をしたことが多くあったわけだ。
このプロジェクト自体は世界各国ほとんどの国にサーバーシステムを走らせるプロジェクトであり、アメリカ時間、アジア時間、そしてヨーロッパ時間とほぼ24時間コンタクトを取っていなければならないものであった。
時間はこんな感じだ。アメリカで朝8時から夕方5時まで働く。アメリカで夕方5時は日本やシンガポールで朝7,8時だ。それがまたアメリカの真夜中12時くらいまで続く。そして、アメリカの真夜中12時はドイツで朝8時ころだ。それがまた8時間続くと今度はアメリカで朝8時の通勤時間帯になる。もう分かったと思うが、これにはまるとただ逃げられない。。。時間だけは最悪だった記憶がある。
これらのサーバーシステムというのは会社にとってとても重要だ。これらによってシステムにログオンしたり、アクセス制限されたりと、なくてはならないものだ。そのため、これらのシステムの導入初期段階というのはリアルタイムでコンタクトを取る必要がある。
そこで、インスタントメッセンジャーが役に立ったわけだ。
リアルタイムでコンタクトするからには、やらなくてはならないことがある。
しゃべるようにタイプして、会話できるようになることだ。アメリカ人の中にも両手の人差し指だけでタイプする人も何回も見たことがある。そうなっては失格だ。
日本人としてアメリカ人と対等に勝負するには、しゃべる英会話とタイプする英会話の両方にある程度できなければいけない。
「そんなに早くタイプするのはオタクだけだ。」と思うかもしれないが、早くタイプできることは将来絶対有利になる。
是非練習して、早くタイプできるようになって欲しい。
また、キーボードはできるだけ英語のキーボードになれたほうが良い。というか僕はいい加減なので文字数が少ない英語のキーボードにすぐ慣れようと思った。。。(汗) 日本語キーボードを使っている人はできるだけローマ字変換できるように練習しよう。アメリカの大学のコンピューターラボでは日本語キーボードにはありつけないとあきらめたほうが良い。
最初は小さいステップから。だんだん早くなればいい。
「英語をしゃべる速さでタイプにトライしろ編」。どうであっただろうか?あなたもインスタントメッセンジャーで会話ができるようになれば立派な一人前だ。がんばって欲しい。