東工大の三島学長が今年4月の入学式で9分に及ぶ式辞を
日本人の生徒に対してすべて英語ですると言うニュースが流れ、
ネットでは賛否が大きく別れました。
今回はその式辞で言われた内容について、これから大学生が
”グローバル”になるにはどう準備すべきか見ていきます。
また個人的な賛否の意見は省きます。
東工大学長とは
東京工業大学(東工大)の現在の学長は三島良直さんです。
式辞の中で言われて通り、ご自身も東工大を卒業後、アメリカ、
UCバークレー大で博士号を取られています。アメリカ、UCバークレー大は
工学系大学院としてはアメリカ大学ランキング、または世界大学ランキングで
トップ10に入る優秀校です。
東工大学とは
東京工業大学は式辞の中で”日本一の理工系総合大学”と言われており、
数日前に発表されたTHE世界大学ランキング
(Times Higher Education World Reputation Rankings 2016)では
世界で81−90位に位置しています。
ちなみに東京大学は12位、京都大学は27位、大阪大は51−60位、
東北大は61−70位です。
東工大学はエンジニアリング・テクノロジー部門で57位に位置しています。
また、QS世界大学ランキングで、特に電気電子では世界19位にまで上がっています。
その後の三島学長のインタビューで言われた
”世界のトップ10に入る研究大学になる”
という目前というかんじでしょうか?
こちらもオススメ!
▶️ 世界大学ランキングマップ日本事情。中国強し、東大続く。就職は?
東工大学長英語スピーチとは
東工大学長英語スピーチの内容はここにすべてあります。
今年の4月、入学式で行われた内容です。
英語でスピーチがされ、日本語訳の紙が生徒に配られたということでした。
The Tokyo Tech community is pleased to welcome new students, parents, the Board of Directors, deans, directors, and special guests to the 2016 Spring Entrance Ceremony for bachelor’s students.
http://www.titech.ac.jp/about/president/messages2016/entrance2016_01.html
このページではいろいろな意見のコメントが見れますが、なかには中傷的なものも多いです。
─── あらためて、今回の英語スピーチについてどうお考えですか?
やってよかったです。賛否両論が出るのは当たり前ですが、日本の大学の国際化が課題とされる中で、ポジティブな試みだったと私は思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000009-wordleaf-soci&p=2
あなたはどう思いますか?
東工大学とアメリカ大学の見えない関係?
[ad#ad-1]
東工大学長英語スピーチのなかでより生徒がこれから
グローバルになれるよう、気がついた点を書いてみます。
また、大学院ではすべて英語で授業と言われてたのですが、
そう簡単に生徒はついていけるのでしょうか?
Study abroad
Study abroadとは海外留学のことで、僕がアメリカ大学の
学士課程に通った頃はそれほど流行っているわけではありませんでしたが
(ですが海外留学をしていた方もいた。)、このごろはほとんどの
アメリカ大学で海外留学のプログラムを推薦しています。
説明会に行くと海外留学のプログラムの質問をする生徒・親がどこでもいます。
これはアメリカ大学での海外留学プログラムなので、もちろんアメリカの外へ
行くことです。
東工大学長が言われているのは日本を外へ出て海外留学をするということで、
(例えばアメリカ・イギリスとか)これからの生徒達には必要不可欠と
いっても過言ではないでしょう。
ちなみに僕の長女は現在アメリカでアイビー・リーグの一校に通っていますが、
この大学もStudy abroadプログラムに力を入れており、例えばイギリスの
オックスフォード大、ロンドン大、ケンブリッジ大などの優秀校と交換留学が
できるようなプログラムがあります。
時期的にも半年から1年など、いろいろなプログラムがあり、海外留学の
授業料もアメリカで払っているのと同じというような配慮もあります。
その他、州立大学でもこういったStudy abroadプログラムが増えている
ので、アメリカ在住の生徒はチェックして見る価値有りです。
Coursera?
東工大学長英語スピーチのなかで
”大学院ではすべて英語で授業”
というのは画期的(?)というかすごい決断というか、
個人的には誇らしいと感じるのですが、ではどうすれば
大学でそれ以降、大学院に入る前に英語の授業でついて
いけるようになるのでしょうか?
ひとつのオプションとして、現在いろいろなMOOCで提供
されている英語の授業をマイペースでできる
などの無料の講座を使います。
もちろん、これは全て英語で授業を聞き、宿題、テストなども
英語です。
個人の努力はもちろん必要ですが、コースを終えた時の爽快感には
いいものがあると思います。
Courseraの他にもEdX、Udemyなどいろいろ似た形式の
無料講座がありますが、自分の興味があるクラスを最初は一つ
とってみてがむしゃらに勉強してみることです。
これらのクラスはアメリカ国内、または世界でも知られる
大学のクラスが多く高い授業料を払わないで、同等の授業が
受けられます。
すべての授業はネットで見ることができ、ほとんどのクラスは
授業内容のスクリプトがあり、クラスフォーラムでは
そのクラスとっている他の生徒と授業の内容、宿題やテストの内容など
について英語で読み書きするようになります。
これが大学にいる4年間で、すべて英語の大学院に入る準備の
助けになるのは明らかです。
最後に
”東工大とアメリカ大学の見えない関係?Coursera?”いかかでしょうか?
将来日本の生徒がグローバル化するにつれ英語取得は必須です。
また海外留学をすることによって得られる世界その他の文化の経験で
より対応力に強い人間になることができれば将来より明るくなるでしょう。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
こちらもオススメ!
▶️ 世界大学ランキングマップ日本事情。中国強し、東大続く。就職は?
Youtubeから、ロンドン留学の理由なんて見てみましょう。
こんなのも読んでみませんか?
「 アメリカでの英会話習得法 」 一覧
この記事が役に立つと思われたら、
◀️◀️◀️↖↖↖左のソーシャルボタンで共有して友達にも教えてしまいましょう!